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【市況】東京株式(前引け)=中国景気減速と米利上げ警戒で続落

 14日前引けの日経平均株価は前週末比91円安の1万8173円と続落。前場の東証1部の売買高概算は8億4153万株、売買代金概算は9057億円。値上がり銘柄数は947、対して値下がり銘柄数は840、変わらずは103銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、朝方は高く始まったものの、買いが続かず寄り後は前週末終値を割り込む展開となった。中国が13日に発表した経済指標は固定資産投資などの伸び率の鈍化が確認されたことで、中国景気の減速懸念が再燃しているほか、今週16~17日に米FOMCを控え、利上げに対する警戒感が、目先キャッシュポジションを高める動きに反映されている。売買代金は前場段階で1兆円を下回るなど低調で市場のエネルギー不足も意識されている。
 個別ではソフトバンク<9984>が売買代金トップで大幅安となったほか、NTT<9432>も大きく売られた。ディップ<2379>も急落した。国際石油開発帝石<1605>、ミネベア<6479>、東海カーボン<5301>なども値を下げた。半面、村田製<6981>が買われ、サイバー<4751>も高い。SKジャパン<7608>がきょうも一時値幅制限いっぱいに買われ、ザッパラス<3770>、アクリーティブ<8423>、テンプHD<2181>も値を飛ばした。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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