【市況】豪ドル週間見通し:もみあいか、米金融政策動向が手掛かり材料に
■堅調推移、失業率低下などが好感される
先週の豪ドル・円は堅調推移。一時85円台後半まで買われた。中国の株式市場(上海総合指数)が底堅い動きを続けたことや失業率の低下が好感されたようだ。アジア、欧米諸国の株式市場が強含みとなったことでリスク選好的な豪ドル買いが観測された。米ドル・円相場が円安方向に振れたことも豪ドルの対円レートの上昇を促した。取引レンジは81円93銭-85円91銭。
■もみあいか、米金融政策動向が手掛かり材料に
9月14日-25日週の豪ドル・円はもみあいか。米金融政策動向が手がかり材料になる。利上げが決定された場合、対米ドルで豪ドル売りが優勢となり、この影響で豪ドルの対円レートは伸び悩む可能性がある。ただし、日本銀行による追加緩和の思惑が浮上しており、ドル・円相場が円安方向に振れた場合、豪ドルの対円レートは下げ渋る可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:83円00銭-88円00銭
《FA》
提供:フィスコ