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【市況】東京株式(寄り付き)=中国景気懸念と米利上げ思惑で買い手控え

 11日の東京株式市場は売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比143円安の1万8155円と続落。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに反発したものの伸び悩み、それに先立つ欧州株市場は軒並み軟調に推移するなど、世界株波乱の連鎖はまだ完全に断ち切れていない状況といってよい。13日に中国で工業生産高や小売売上高などの複数の経済指標の発表を控えており、これを見極めたいとの思惑もあって東京市場でも積極的な買いが入れにくい環境にある。引き続き中国経済の不透明感と米国の9月利上げに対する警戒感が上値を重くしている。米国では来週16~17日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。なお、きょうはメジャーSQ(株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数)算出日にあたり売買高は膨らむ見通し。寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりはゴム製品、金属製品、非鉄、建設、鉄鋼など。値下がりで目立つのは保険、石油、電力ガス、輸送用機器、空運など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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