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【材料】科研薬が急騰、上値指向強く波乱時に13週移動平均にもノータッチ

 科研製薬<4521>が急騰、一気に戻り足を強めている。昨年9月に発売した自社創薬品である爪白癬治療剤「クレナフィン」が会社側の想定を上回る伸びで収益に貢献している。関節機能改善剤「アルツ」や癒着防止吸収性バリア「セプラフィルム」なども順調に売り上げを積み上げており、15年4~6月期の営業利益は前年同期比2.3倍の92億3400万円と急拡大をみせ注目を浴びた。また、「血管、皮膚、骨の再生能力をもつ物質b-FGFゼラチンハイドロゲルでは再生医療関連としての位置付けで思惑買いを誘っている」(市場関係者)との見方もある。8月下旬の全体相場波乱局面で、同社株は13週移動平均線に接触すらしない強い足をみせた。「売買単位1000株で最低投資金額が600万円以上かかることで、同社株は機関投資家の土俵。信用買い残も薄く、個人投資家の参戦は限定的でシコリ玉に乏しいことも戻り足の速さに反映されている」(同)という。

科研薬の株価は13時50分現在6230円(△630円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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