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【市況】あす(3日)の株式相場見通し=波乱懸念で見送り、先物主導に警戒感

 あす(3日)の東京株式市場は、引き続き株価指数先物主導で、1日の変動幅が大きく広がる展開が継続しそうだ。買い手掛かり材料難の続くなかで、落ち着きのない値運びへの警戒感から、日経平均株価は続落となりそうだ。3~4日と中国株式市場が休場のため、その影響はないものの、外国為替市場との連動性が懸念される。
 2日の東京株式市場は、前日の米株式市場のNYダウ469ドル安を嫌気して、寄り付き直後に前日比300円を超える下げに見舞われる場面があったものの、売り一巡後は急速に切り返して今度は逆に300円を上回る上昇となり、結局小幅安で引ける文字通りの乱高下の展開となった。
 市場関係者からは「株価指数先物主導の動きで日経225指数寄与度の高い銘柄の値動きに大きく左右される展開が続いている」との見方が出ていた。その証拠に、きょうの東証1部の値下がり銘柄数は1482(値上がり339・変わらず74)に達し、前日比70円安の割には値下がり銘柄が大きく上回った。
 日程面では、木内日銀審議委員の講演に注目。海外では、中国、抗日・反ファシズム戦勝70年記念式典、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁が会見、米7月の貿易収支、米8月のISM非製造業景況指数、中国株式市場の休場(~4日)が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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