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2015年09月02日15時42分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):キヤノン、ミネベア、味の素、ニトリHD

■キヤノン <7751>  3,658円  +30.5 円 (+0.8%)  本日終値
 キヤノン<7751>が切り返しに転じている。朝方には前日比45.5円安の3582.0円まで値を下げる場面もあったが、8月25日につけた年初来安値3522.5円が意識されているもよう。また、1日に4Kプロジェクターを開発中であると発表したことも買い手掛かりとなっているようだ。開発中の4Kプロジェクターは、高輝度・高解像度でありながら、小型・軽量で幅広い設置環境に対応可能。2016年にも同市場に参入する意向を明らかにしている。

■ミネベア <6479>  1,389円  +9 円 (+0.7%)  本日終値
 ミネベア<6479>が年初来安値更新後に反発。売り優勢のスタートとなり、前日比30円安の1350円で寄り付いたものの、その後は指数に歩調をあわせる形で上昇。高いところでは1429円まで買われる場面があった。欧州大手証券では、ボールベアリングに関して、「マクロの減速はリスクとして注視すべきだが、用途の拡大を背景に安定成長が継続している」と推察。LEDバックライトでは、中国スマホ市場の減速の影響や北米向けでは出荷タイミングの遅れで「会社予算に対しては未達傾向」とみて、台湾競合が7月から出荷を開始した事に関しては、「ミネベアの量産力や供給実績をふまえれば高シェアが継続する」と解説。レーティングは「バイ」を継続するものの、「短期的には厳しい」とみて、目標株価を2700円から2000円に引き下げている。

■味の素 <2802>  2,562円  +11.5 円 (+0.5%)  本日終値
 味の素<2802>が反発。売り優勢で始まり、前日比25.5円安の2525円で寄り付いたものの、その後は買いが優勢の展開。欧州大手証券では、「発酵原燃料安や新興国の通貨安が従来予想以上にプラスに寄与している」と指摘。新たに子会社化したAGFが売上高好調で、「当初想定を大きく超える利益レベルに到達しそう」と解説。通期営業利益予想を850億円から888億円(会社計画は820億円)に引き上げ、レーティング「バイ」を継続。目標株価を3000円から3100円に引き上げている。

■関東電化工業 <4047>  932円  +4 円 (+0.4%)  本日終値
 関東電化工業<4047>が3日ぶり反発。全体相場の急落にツレ安していたものの、足もとは実態評価の押し目買いが流入している。半導体・液晶向け特殊ガス大手で、エレクトロニクス化が進展する自動車やスマートフォン向け半導体需要の拡大が、同社の特殊ガス需要拡大につながっている。15年4~6月期は営業利益段階で前年同期比2.9倍の18億200万円と高変化、これを受けて会社側は16年3月期通期の見通しを60億から78億円(前期比68.6%増)に大幅上方修正、株価は8月18日に1098円と1990年以来、25年ぶりの高値圏に買い進まれた。きょうは朝方に900円割れまで売り込まれたが、そこから高値959円まで6.8%の戻りをみせている。

■福田組 <1899>  1,154円  +3 円 (+0.3%)  本日終値
 福田組<1899>が反発。同社は新潟を地盤とするが、関東や中部などにもその営業エリアを拡大し、大都市圏を中心とした再開発の流れを取り込んでいる。官庁土木工事の大型受注なども会社側の想定を超え、施工効率向上やコスト削減努力が利益を押し上げ要因となっている。16年3月期は営業利益を45億円から57億円へ増額し、減益見通しから小幅ながら増益見通しに変わった。配当も前期比3円増配の10円を計画するなど株主配分にも気を配っている。

■ニトリホールディングス <9843>  9,380円  +10 円 (+0.1%)  本日終値
 欧州有力証券の日本株投資戦略では、底堅さへの期待から、「現在のところ日本株の長期見通しに変更はない」と指摘。「瞬間的に大きく底割れする可能性は否定できない」としながらも、「リスクマネーの回帰さえ起これば、時間とともに自然と世界同時株安前の水準へと戻っていくとの見方」で、3カ月後の日経平均を18000円、半年後は21500円と予想。「リスク回避の売りであり、日本回避の売りではない」として、個別では、「価格帯・顧客層に広がりで新たなステージに入る」ニトリホールディングス<9843>、「M&Aによる利益成長と株主還元拡大ポテンシャル」でオリックス<8591>、「スマホ部品での成長要素に富む」アルプス電気<6770>を買い推奨している。

■ディスコ <6146>  8,860円  +10 円 (+0.1%)  本日終値
 欧州大手証券の半導体製造装置セクターのリポートでは、8月の台湾ファイリング情報(台湾半導体メーカーのSPE発注金額)が全体で前月比59%減となったことを受け、「前工程SPEでは最大手ファウンダリメーカーの発注減や7月に大口発注があったDRAMの反動減がみられた」と指摘。今後12カ月、「台湾メーカーの発注増に繋がる投資計画は少ない」と想定して、SPE受注高サイクル、半導体在庫調整サイクルの2点が共に調整局面入りしている見方を前提に、セクター全般への弱気スタンスを継続。個別では、「ディスコに妙味がある」と解説している。

■カッパHD <7421>  1,327円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 1日、カッパHD <7421> が株主優待制度を拡充すると発表したことが買い材料視された。毎年3月末日と9月末日現在で100株以上を保有する株主を対象とした株主優待について、現行の「食事券」の贈呈から1ポイントを1円として利用できる「株主優待ポイントカード」の贈呈に切り替える。100株以上1000株未満保有の株主では、2500円分の食事券から3000ポイントの贈呈に変更となり、優待金額が増加する。なお、「株主優待ポイント」は同社、コロワイド <7616> 、アトム <7412> [東証2]の対象店舗で利用できる。株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■大王製紙 <3880>  1,174円  -255 円 (-17.8%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 1日、大王紙 <3880> が300億円のユーロ円建ての新株予約権付き社債(転換社債=CB)を発行すると発表したことが嫌気された。調達資金は設備投資資金に約160億円、三島工場での黒液発電所プラント建設資金の一部に約90億円、残額を15年12月17日に償還期限を迎える普通社債の償還資金の一部に充てる。転換価格は1443円で、発行済み株式数に対する潜在株式数の比率は14.2%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

株探ニュース

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