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【市況】<株式トピックス>=下げ止まりの安心感薄らぎ投資心理萎える

 1日の東京株式市場は朝方から売り優勢で、後場後半になって日経平均株価の下げが加速し、終値は前日比724円79銭安の1万8165円69銭と、今年に入って3番目の下落幅で大幅続落となった。きょう午前10時に発表された8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が、好不況判断の目安となる50を6カ月ぶりに割り込んだことで景気減速感が再び強まった。
 前週後半の3日大幅続伸で、日経平均株価は1329円高と大幅な戻りをみせたことで、多くの市場参加者は「ひとまず底入れから、反転上昇基調に移行した」とある程度の期待感を持ったのではないか。ことろが、きのうときょうの続落で、日経平均株価は合わせて970円安と1000円近い下げ幅となってしまったことで、「急落相場がようやく下げ止まった」という安心感が吹き飛んでしまい、投資家心理が一気に萎える可能性がある。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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