市場ニュース

戻る
 

【材料】中越パや特種東海など高い、製紙大手が売電で稼ぐと報じられる

 中越パルプ工業<3877>が大幅3日続伸となっているのをはじめ、特種東海製紙<3708>、王子ホールディングス<3861>などが買われ、11時20分現在の東証1部業種別株価指数で「パルプ・紙」が値上がり率トップとなっている。
 29日付での日本経済新聞で、「製紙各社が売電事業の収益を伸ばしている」と報じられており、売電事業による業績押し上げに期待した買いが入っている。記事では、「王子ホールディングスの2016年3月期は売電の売上高が前期から2倍強に拡大し、20億円程度の営業利益の押し上げ要因になりそうだ」と報じているほか、中越パ、特種東海についても売電事業が業績を牽引するとしている。もともと製紙各社は洋紙や板紙の国内需要減少で厳しい経営環境が続くなか、遊休設備化しかねない自家発電設備の有効活用を図るために、他業界に先駆けて売電事業に相次いで参入しており、これが奏功した格好となっているようだ。

中越パの株価は11時21分現在215円(△8円)
特種東海の株価は11時21分現在345円(△13円)
王子HDの株価は11時21分現在568円(△8円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均