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【市況】<株式トピックス>=市場は早くも2番底を意識する局面に

 28日の東京株式市場は終始買い意欲の強い展開となり、日経平均株価終値は、前日比561円88銭高の1万9136円32銭と大幅高で3日続伸となった。この3日間で合計1329円の急反発を演じたことになる。
 一部には、戻り相場の第一関門とされる200日移動平均線(1万9042円=28日)を上回ったことで、反騰の力強さに期待する向きもある。ただ気になるのは「中国の経済状況に根本的な改善策が見いだせないなかで、今後も上海総合指数が波乱展開となる懸念は十分ある。日経平均株価が1万9000円台を回復してきたことで、戻り売りの増加も予想される。いったん急ピッチの上昇が止まると一気に反落に転じるケースが多い」(中堅証券投資情報部)と2番底確認へ動くことを示唆している点だ。
 実は市場参加者の多くは、ここから一本調子で上昇するとは思っていない。確かにどこかのタイミングで2番底をつけに行くと想定しているのだ。以前と比較して情報伝達や売買サイクルが格段にスピードアップしていることを考慮すれば、案外早めに2番底が到来するのかも知れない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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