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【特集】木徳神糧 Research Memo(4):通期業績見通しは減収減益も、米穀の海外事業では増益を見込む


■決算動向

(2) 2015年12月期決算見通し

木徳神糧<2700>の2015年12月期の業績は、第1四半期決算発表時に修正され、現在では売上高101,000百万円(前期比4.8%減)、営業利益1,100百万円(同2.8%減)、経常利益1,080百万円(同0.9%減)、当期純利益680百万円(同0.5%減)と予想されている。第2四半期の結果から見ればかなり堅めの予想と言えるが、引き続き家庭での米消費低迷が見込まれること、平成27年産米の出来具合及び価格が現時点では不透明であること、などから妥当な内容である。

ただし、米穀事業では、海外事業は増益が見込まれること、セブン-イレブンを中心とした中食・外食向けの伸びが期待できること、不採算であった惣菜事業からの撤退や鶏肉事業の縮小(リストラ)などの効果が見込めることなどから、上方修正の可能性も考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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