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【市況】<株式トピックス>=戻りはわずか20%、底入れ期待と先行き懸念が同居

 26日の東京株式市場は、朝方に不安定な動きをみせていたものの、後場に入って日経平均株価が一気に上昇幅を広げ、終値は前日比570円高の1万8376円と急反発した。中国人民銀行が25日、政策金利と預金準備率の同時追加引き下げを決定したことが好感された。
 市場関係者からは「きのうまでの6日続落で、日経平均株価の下落幅の合計は2813円(終値ベース)に達している。したがって、目先的な自律反発の余地はもう少しありそうだ。ただ、リバウンドに一巡感が出た後に、当然ながら2番底を探る動きも想定しなければならない」との、底入れを期待しながらも先行きの懸念も同居する見方が出ていた。
 きのうまでの6日続落が始まる前の17日終値は2万620円という高い水準にあった。そこからわずか6営業日で3000円近くの急落となったわけで、きょうの戻りはまだわずか20%に過ぎない。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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