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【材料】資生堂、OLCなどインバウンド関連が大幅高、中国追加緩和で買い戻し誘発

 資生堂<4911>が前日比6%超に買われ、8日ぶりの反発となったほか、オリエンタルランド<4661>も急反発、また家電量販店のビックカメラ<3048>も買い優勢の展開となるなど、これまで中国経済の不透明感を背景に売られていたインバウンド関連銘柄に買い戻しが入っている。中国人民銀行は25日、追加の金融緩和に踏み切り、政策金利である銀行の貸し出しと預金の基準金利を0.25%引き下げると同時に、預金準備率も0.5%下げることを決定、異例の同時緩和で景気刺激に不退転の構えをみせている。市場関係者の間では「証文の出し遅れ」と冷ややかな見方もある一方で、国内の流動性を担保することで今後景気の減速に歯止めをかける効果も期待される状況。東京市場でもインバウンド需要の減退に対する過度な警戒が緩和され、値ごろ感からの押し目買いと空売りの買い戻しを誘発している。

資生堂の株価は9時55分現在2565.0円(△148.5円)
OLCの株価は9時55分現在6541円(△352円)
ビックカメラの株価は9時55分現在1134円(△55円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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