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【市況】NY株式:ダウは204ドル安、中国の追加緩和を評価も買い続かず


25日の米国株式相場は下落。ダウ平均は204.91ドル安の15666.44、ナスダックは19.76ポイント安の4506.49で取引を終了した。中国人民銀行による政策金利と預金基準金利の引き下げ発表を受け、朝方から大きく上昇。7月新築住宅販売件数が堅調推移となったほか、8月消費者信頼感指数が予想を大幅に上振れたことも好感され、主要株価指数は軒並み3%前後の上昇となった。しかしながら、引けにかけて出来高が急速に膨らむ中で上げ幅を縮小、結局前日比でマイナスへと転じた。セクター別では全面安となり、公益事業や不動産の下落が目立った。

家電量販店のベストバイ(BBY)は、決算内容が市場予想を上回り大幅上昇。昨日大きく下落した電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)やネット小売のアマゾン(AMZN)、動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)などが買われた。携帯端末のアップル(AAPL)は、ウェルズファーゴによる投資判断引き上げを受け上昇。

一時3%近く上昇していた株価が下落に転じ、金融危機時の2008年10月以来となる急反落となった。インデックスファンドやシステム取引、追証(マージンコール)などが本日引けにかけての急落の要因として指摘されている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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