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【市況】NY株式:ダウは588ドル安、中国株安を受け年初来安値更新


24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は588.47ドル安の15871.28、ナスダックは179.79ポイント安の4526.25で取引を終了した。先週に引き続き、中国株式相場が大幅続落となったことで、売りが先行。ダウは一時1000ドルを超える下落となったものの、寄り付き後から急速に買い戻しが入った。前日比約1%安まで下げ幅を縮小したものの、引けにかけて再び下げ幅をやや拡大する展開となった。銅とアルミの価格が6年ぶり安値を更新するなど商品相場も大幅下落となった。ダウとナスダックは年初来最安値を更新した。セクター別では全面安となり、銀行やエネルギーの下落が目立った。

原油価格の大幅下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。連日の中国株の下落を受け、検索サイトのヤフー(YHOO)及び同社が保有する中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)が下落したほか、中国事業が売上高の約半分を占めるファストフードのヤム・ブランズ(YUM)も売られた。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)やネット小売のアマゾン(AMZN)などの成長株も下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は朝方、節目となる100ドルを割り込む場面もあったが、クックCEOがEメールで中国ビジネスの状況に楽観的な見解を示したことが報じられると大きく下げ幅を縮小した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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