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【通貨】NY為替:ドル・円は123円41銭、米早期利上げ観測の後退でドル続落


20日のニューヨーク外為市場で ドル・円は、123円97銭から123円33銭まで下落し123円41銭で引けた。昨日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)の7月開催分議事録を受けて早期の利上げ観測が後退し、債券利回り低下に伴うドル売りに拍車がかかった。また、株安を嫌気したリスク回避の円買いも加速した。


ユーロ・ドルは、1.1153ドルから1.1245ドルまで上昇して1.1241ドルで引けた。欧州安定メカニズム(ESM)がギリシャの第3次救済策を正式に承認、欧州中央銀行(ECB)がギリシャによる国債償還を確認したことを好感し、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、138円15銭から136円72銭へ上昇した。


ポンド・ドルは、1.5636ドルへ下落後、1.5700ドルまで上昇した。予想を下振れた英7月小売売上高を嫌気したポンド売りが一時優勢となったのち、米債利回り低下に伴うドル売りが強まった。


ドル・スイスは、0.9661フランへ上昇後、0.9585フランへ下落した。ジョルダン・スイス国立銀行(SNB)総裁の発言「必要とあれば介入の準備」で一時フラン売りが強まったのち、株安に連れ安全資産としてのフラン買いが再燃した。

《KK》

 提供:フィスコ

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