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【市況】20日の中国本土市場概況:上海総合は反落で3.4%安、エネルギー株の下げ目立つ


20日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比129.82ポイント(3.42%)安の3664.29ポイントと反落した。上海A株指数は136.19ポイント(3.43%)安の3838.80ポイント。外貨建てB株相場も下落する。上海B株指数が7.73ポイント(2.18%)安の347.62ポイント、深センB株指数が18.55ポイント(1.54%)安の1185.75ポイントで引けた。

元安を背景に、資金流出の懸念が強まる。中国国外(オフショア)の為替市場で元安・ドル高の傾向が目立つなか、ブローカーの一部から「一段の元安が進む」との見方が示された。中国は2016年から始まる「第13次5カ年計画」について、期間中の国内総生産(GDP)成長目標を年平均6.5%に引き下げる可能性がある??と伝えられたことなどもネガティブ材料視されている。当局による相場下支えの期待で下げ渋る場面がみられたものの(下げ幅は一時0.16%安まで縮小)、プラスに転じることはなく、引けにかけて下げ幅を再び広げた。

業種別では、時価総額上位のエネルギー関連株が安い。石油の中国石油天然気(601857/SH)が4.4%、中国神華能源(601088/SH)が4.1%ずつ値を下げた。国際原油相場の急落が嫌気されている。ゼネコンや発電設備、建機、建材などインフラ関連株も下げが目立った。不動産株や自動車株、消費関連株なども下げている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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