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【市況】東京株式(大引け)=331円安、リスク回避で大幅続落

 19日の東京株式市場は売り先行で始まり、日経平均株価はその後も下値を探る展開で、後場に入ると一気に下げ幅を広げる格好となった。
 大引けの日経平均株価は前日比331円84銭安の2万222円63銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は20億9975万株、売買代金概算は2兆4254億7000万円。値上がり銘柄数は169、対して値下がり銘柄数は1652、変わらずは69銘柄。全体の87%の銘柄が下げる売り圧力の強い地合いだったが、下値では買い向かう動きも観測され、売買代金は増加した。
 きょうの東京市場は朝方から軟調。前日の中国・上海株の急落が欧米株市場に波及、ひと回りして東京市場も運用リスクを回避する動きが強まった。遅れて始まる中国・上海株市場も下値模索の動きとなり、主力株をはじめ広範囲に売りの矛先が向かった。後場寄りから一段安となり、結局、日経平均はほぼ安値圏で着地した。午後2時に7月の訪日外客数が発表されたが、反応は限定的で、それに先立ってインバウンド関連などは終始売りに押される展開を余儀なくされた。
 個別では、村田製<6981>、良品計画<7453>が大幅安、トヨタ<7203>も軟調。共立メンテ<9616>、日本商業開発<3252>が大きく値を下げ、関電化<4047>、SUMCO<3436>も売られた。日ペイントHD<4612>、長谷工<1808>なども安い。半面、東芝<6502>が大幅高、ソフトバンク<9984>もしっかり。テレ東HD<9413>が高く、ナカバヤシ<7987>も上昇、インプレス<9479>、ラサ工<4022>が買われ、シチズンHD<7762>も物色人気。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年08月19日 16時21分

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