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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、欧米株安を受け


【ブラジル】ボベスパ指数 47450.58 +0.49%
18日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比233.16ポイント高(+0.49%)の47450.58で取引を終えた。46675.92まで下落した後、48084.31まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは32、値下がりは32、変わらず2であった。

格付け会社ムーディーズが、ブラジル経済の悪化見通しを示したことで、ブラジル株の売りが先行。しかし、「一部上院議員からの株主配当に課税するとの提案が取り下げられる見通し」との報道をきっかけに(現行は、配当支払い分は所得税から控除可能とみられる)、銀行株が上昇。その後、それがブラジル株の押し上げにつながったもよう。

【ロシア】MICEX指数 1691.24 -0.98%

18日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比16.71ポイント安(-0.98%)の1691.24で取引を終了した。1707.36から1685.89まで下落した。


18日の上海総合指数が6%超も下落し、欧米も株安となったことで、ロシア株も連れて下げた。また、ブレント原油先物が下落していたことに加え、ここに来てウクライナ東部で本格的な戦闘再開が懸念される状況になっていることも、売り圧力になったもよう。

【インド】SENSEX指数 27831.54 -0.17%
18日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比46.73ポイント安(-0.17%)の27831.54、ナショナル証券取引所の主要50社株指数ニフティは同10.75ポイント安(-0.13%)の8466.55で取引を終えた。

前半はプラス圏で推移したが、その後は弱含みの展開を示した。中国本土市場の急落が警戒され、後半が売り優勢に転じた。国内では、降雨不足が気がかり材料。8月に入ってからのモンスーン(雨季)進捗について、例年平均を17%下回っていると報告されている。6-9月の降水量が例年平均を10%下回る場合、干ばつに分類される。なお、2014年度(15年3月まで1年間)の降雨不足で穀物の収穫量は前年度比4.66%減少した。

【中国本土】上海総合指数 3748.16 -6.15%
18日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比245.50ポイント安(-6.15%)の3748.16ポイントと4日ぶりに反落した。

業種別ではインフラ関連の銘柄群が安い。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)や発電設備の上海電気集団(601727/SH)、建機の三一重工(600031/SH)などが値幅制限いっぱいまで下落した。発電やガスなどの公益株、石炭などのエネルギー株、鉄鋼や非鉄などの素材関連株も急落する。国有企業改革の進展が期待されるなか、これまで買われていた各関連銘柄の下げが目立つ。中糧集団公司(コフコ)傘下銘柄では、中糧屯河(600737/SH)などがストップ安で引けた。

《NH》

 提供:フィスコ

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