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【市況】【杉村富生の短期相場観測】


「景気対策を睨んで建設株を攻める!」

●株式市場は完全に“夏枯れ”商状!

 気迷い感の強い相場展開が続いている。市場参加者が極端に少ない。完全に“夏枯れ”商状である。ギリシャの財政危機はとりあえず、決着したものの、次は中国リスク(株式市場の波乱、景気低迷、人民元の切り下げ、政治抗争)が浮上している。加えて、アメリカの利上げ(ゼロ金利政策の解除)がマーケットの重石となっている。国内的には安倍政権の支持率低下が気になる。

 中国は株価暴落を阻止するために、“禁じ手”を含めあらゆる手を打っている。当面、これらの施策が効果をみせるだろう。しかし、市場を操作することはできない。金融政策、景気対策の発動が不可欠と考える。6兆円程度の景気対策では足りない。人民元の切り下げは輸出増による景気テコ入れを狙ったものだろう。

 FRBは9月に利上げに踏み切る見通しである。だが、金利(特に、長期金利)は上昇しておらず、ドル高・円安のパターンになっていない。この背景には利上げ→景気失速をマーケットが危惧していることがあろう。もちろん、新興国・資源国通貨下落の影響もある。

●日本は景気対策が不可欠な状況に!

 一方、安倍政権にとっては4-6月期のGDP成長率の大幅な落ち込み、国論を二分している原発再稼動、安保法制などの難問を抱え、厳しい逆風にさらされている。株式市場では支持率上昇→株高、支持率低下→株安のパターンがみられる。これは外国人の売買動向と一致する。

 2016年7月には参院選を控えている。このままでは与党は負けるだろう。支持率上昇のカギは景気が握っているのではないか。日本政府も中国・習政権と同様、ありとあらゆる政策を発動してくるだろう。補正予算の編成もあろう。

 この局面では景気対策を睨み、大林組 <1802> 、鹿島 <1812> 、三井住友建設 <1821> 、五洋建 <1893> などを攻める作戦はどうか。

2015年8月12日 記

株探ニュース

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