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【材料】太洋物産が大幅続伸、業績回復基調を評価した買い

 13日のジャスダック市場で、畜産物中心の商社の太洋物産<9941>が大幅続伸し、前日比20円(8.8%)高の247円で取引を終了した。ザラ場では一時、同67円(29.5%)高の294円まで買われる場面があった。同社は12日引け後に、2015年9月期第3四半期累計(2014年10月~2015年6月)の非連結決算を発表している。
 営業利益が前年同期比14.9%減の1億5200万円で着地した。ただ、中間期(2014年10月~2015年3月)の営業利益は同77.9%減の3500万円にとどまっており、第3四半期(4~6月)だけでみると1億1700万円の実績となるため、業績の回復基調を評価した買いが入ったようだ。
 同社の主要商材の鶏肉・牛肉類などが、円安による販売価格への転嫁が進まず、取扱数量・売上高とも微増にとどまったほか、中国向け産業用車両・車両部品・船舶部品の輸出が低調となったものの、加工食品がタイ産を中心に外食産業向けに取扱数量・売上高とも堅調に推移。化学品なども顧客との関係性の強化が実り、取扱数量・売上高とも順調に確保した。
《MK》

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