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【材料】ヤマダ電機が大幅続伸、第1四半期経常2.8倍増益着地に見直し買い広がる

 ヤマダ電 <9831> が後場上げ幅を拡大し500円台を回復。6月25日以来の水準まで戻してきた。6日昼(12:00)に発表した2016年3月期第1四半期(4-6月期)連結経常利益が前年同期比2.8倍の54.4億円と大幅拡大し、4-9月期(上期)計画149億円に対する進捗率が5年平均の27.3%を大幅に上回る36.5%に達したことから見直し買いが広がったようだ。出来高もまた急増し5月末以来の1000万株台乗せと拡大してきた。

 家電小売業界は、4K対応商品が伸長しているテレビ・ブルーレイレコーダーのほか、生活家電商品が伸びた。エアコンなどの季節家電商品が伸び悩み、パソコンでは昨年のウィンドウズXPからの買い替え需要の反動や同10発売前買い控えから低迷した。しかし、海外観光客のインバウンド需要が盛り上った。4月20日から家電量販店では初めて共通ポイントサービス「Tポイントサービス」を導入したほか、インバウンド需要の獲得のため免税販売の取り組みを強化、客数の増加に向けた取り組みを継続しているという。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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