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【経済】中国でペット関連ビジネスが急拡大、市場規模1兆円超え


北京市紫玉山荘で12日、猫や犬などのペット21組の集団結婚式が執り行われた。この
ようなイベントが成立する背景には、ペット関連市場の急激な成長がある。中国の同
市場規模はすでに550億人民元(約1兆600億円)を超えたという。中国経済網が12日
付で伝えた。
統計によると、現在中国でペットを飼育する家庭はおよそ2億世帯に達する。今も
年10%以上のペースで増え続けているという。魚類や鳥類を除いたペットの飼育数は
4億頭を超え、15年末までに5億頭を突破するとみられる。
北京市、上海市、広州市、深セン市をはじめとする経済発展を遂げた大・中18都
市では、すでにペット関連用品やサービスの一大市場が形成されている。留まるとこ
ろを知らない都市住民のペット熱は、現在550億人民規模の同市場を将来1000億人民
元規模へ押し上げるとみられる。
飛躍するペット関連企業のなかでも、スマートフォンアプリ「寵物説」を開発・
販売する「北京愛寵聯盟科技有限公司」の成長が著しい。「寵物説」は、撮影した
ペットの写真に飼い主が声を当てて投稿し、ペットが話す言葉によってユーザー同士
が交流する「画像・声SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」アプリ
だ。
「我が子(愛犬・愛猫)を多くの人に見せたい」という飼い主の本質的欲求に応える
ツールとなり、サービス開始から3カ月後には、登録ユーザーが100万人を突破した。
今回のペットの集団結婚式も、同社によって企画・運営されたイベントだ。芸能
人やスポーツ選手などが参加し、ペット愛好家の注目を大いに集めた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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