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【市況】豪ドル週間見通し:貿易収支は赤字が拡大する見込み


■下落、株式相場の不安定な動きが嫌気される

先週の豪ドル・円は下落。米ドル・円相場が円高方向に振れたことが影響したが、国内外の株式相場が不安定な動きを続けたことでリスク選好的な豪ドル買い・米ドル売りは縮小した。この影響もあり、豪ドルの対円レートは一時92円台前半まで下落した。取引レンジは92円29銭-94円68銭。

■伸び悩みか、2月貿易収支が手掛かり材料に

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。豪州と米国の金利差縮小への思惑はやや後退しているが、リスク選好的な豪ドル買いは抑制されている。4月2日に発表される2月貿易収支は-13億豪ドルの予想で貿易赤字が拡大する見込み。予想通りであれば、リスク回避的な豪ドル売りが強まり、対円レートは弱含みとなる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4月2日:3月TDセキュリティーズインフレ指標(2月:前年比+1.3%)
・4月2日:2月貿易収支(予想:-13億豪ドル、1月:-9.8億豪ドル)

予想レンジ:91円00銭-95円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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