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【市況】英ポンド週間見通し:国内投資家の投資増額への期待


■下落、インフレ率の鈍化が嫌気される

先週のポンド・円は下落。2月の消費者物価指数が前年比0%に落ち込んだこと、3月期末決算に向けた本邦機関投資家のリパトリ(ポンド建て資産売却・円買い)取引が増加したことが要因。しかし、中東の地政学的リスク緊迫化で原油価格が下げ止まったことで、リスク回避的なポンド売りはやや一服した。取引レンジは176円49銭-179円71銭。

■強含みか、国内投資家のポンド投資増額への期待も

今週のポンド・円は強含みか。4月新年度入りで日本の機関投資家によるポンド建て資産への投資増額が期待できること、3月の製造業PMIの改善が予想されていることがポンド相場に対する支援材料となる。英国中央銀行の早期利上げ観測は大きく後退していないこともポンド買い材料となりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・4月1日・3月製造業PMI(予想:54.4、2月:54.1)

予想レンジ: 175円00銭-180円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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