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【市況】新興市場見通し:投資主体の流れの変化とミクシィの動向を見極め


■投資主体の流れの変化とミクシィの動向を見極め

今週の新興市場は、投資主体の流れの変化とミクシィ<2121>の動向を見極める必要がありそうだ。東京市場は先週半ば辺りから個人主体による中小型株物色の流れが一変、国内外の機関投資家とみられる主力株へ資金の流れが中心になった。主力株への物色が本格化するとなれば、足元で急騰していた中小型株は利益確定の流れに向かいやすい。

■フリークアウト、メドピアに関心集まるか

また、ミクシィについては1株を5株とする株式分割を控える。投資金額が下がることで、より人気化する可能性がある一方、5分割によって保有の一部を利益確定させることで、株価はいったん調整に入る可能性がある。成長戦略への期待から、サイバーダイン<7779>へのシフトが本格化する展開も意識されよう。もっとも、個人主体の好循環が続いているなか、直ぐさま中小型株物色が冷え込むとは考えづらい。出遅れ感の目立つ銘柄へは水準訂正の買いが意識されそうだ。

なお、今週は24日にフリークアウト<6094>がマザーズへ、25日にOATアグリオ<4979>が東証2部、ポバール興業<4247>が名証2部、27日にレアジョブ<6096>、メドピア<6095>がマザーズに上場する。ネット広告のフリークアウトやネットによる医師向け情報サービスを展開するメドピア辺りに投資家の関心が集まりやすいだろう。

その他、20日には7月10日に上場が予定されている鳥貴族<3193>の仮条件が決定した。鳥貴族はジャニーズ事務所の人気グループ「関ジャニ∞」のメンバー大倉さんの父親が経営する居酒屋チェーンである。女性投資家が増えることが期待されよう。

《TN》

 提供:フィスコ

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