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【通貨】今日の為替市場コメント:米雇用統計の発表前でドルは伸び悩む可能性

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

2日のドル・円は、東京市場では154円25銭から156円28銭まで反発。欧米市場では155円55銭から153円06銭まで下落し、153円60銭で取引終了。本日3日のドル・円は主に153円台で推移か。日本時間夜に4月米雇用統計が発表されるため、ドルは主要通貨に対して伸び悩む可能性がある。

米労働省が5月3日に発表する4月米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比+24.0万人程度、失業率は3.8%が市場予想となっている。参考となる米民間部門の雇用者数を示す4月のADP雇用統計は前月比+19.2万人で市場予想を上回っていた。ただ、雇用者数の伸びは鈍化していることを示唆しているデータは他にいくつかあるため、4月雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を下回る可能性がある。ただ、20万人程度の雇用増であれば雇用市場が緩やかに拡大しているとの見方が強まりそうだ。この場合、9月利下げの確率はやや低下し、米長期金利は下げ渋り、ドルは主要通貨に対して強含みとなる可能性がある。

《MK》

 提供:フィスコ

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