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【市況】ダウ先物は上昇続く 前日の動きで調整一服感も=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:53)(日本時間21:53)
ダウ先物 38575(+107.00 +0.28%)
S&P500 5064.50(+17.00 +0.34%)
ナスダック100先物 17413.25(+63.25 +0.36%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100は上昇しており、反発して始まりそうだ。前日の買い戻しの動きで調整に一服感が出ているようだ。

 インフレ上昇の粘着性への懸念とFRBの利下げ期待後退から、米国債利回りが上昇し、それがIT・ハイテク株といった成長株を圧迫していたが、前日はその動きが見られなかったことで安心感が広がっている。また、銀行や自動車など物色の矛先も広がっている。

 ただ、本日の引け後からIT大手の決算が始まり、それに対する市場の反応を見極めたい雰囲気も強い。また、今週はGDPやPCEデフレータといった指標も控えており、そのれも確認したい意向も強そうだ。

 GM<GM>が時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。EBITも予想を上回っている。また、通期のガイダンスで1株利益およびEBITの見通しを上方修正した。米国でのピックアップ・トラックの販売が好調だった。

 貨物輸送のUPS<UPS>が時間外で下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。利益については、宅配便の人員管理と配送ルートの再編が実を結び始めた。通期の売上高のガイダンスは維持している。回復を示唆する内容とは受け止められていないようだ。

 ロッキード・マーチン<LMT>が時間外で上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスは従来予想を維持している。戦闘機やミサイル・システムの納入が増えた。

 メタバースを使った若年層向けゲーム開発などを手掛けるロブロックス<RBLX>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の41ドルから48ドルに引き上げた。

 なお、引け後の決算はテスラ<TSLA>、テキサス・インスツルメンツ<TXN>、ビザ<V>、シーゲート<STX>の発表が予定されている。

(NY時間09:03)(日本時間22:03)時間外
GM<GM> 45.45(+2.24 +5.18%)
UPS<UPS> 143.80(-1.56 -1.07%)
ロッキード<LMT> 467.85(+6.52 +1.41%)
ロブロックス<RBLX> 36.41(+1.45 +4.15%)

アップル<AAPL> 166.00(+0.16 +0.10%)
マイクロソフト<MSFT> 403.48(+2.52 +0.63%)
アマゾン<AMZN> 178.86(+1.63 +0.92%)
アルファベット<GOOG> 158.66(+0.71 +0.45%)
テスラ<TSLA> 143.12(+1.07 +0.75%)
メタ<META> 488.30(+6.57 +1.36%)
エヌビディア<NVDA> 804.76(+9.58 +1.20%)
AMD<AMD> 151.93(+3.29 +2.21%)
イーライリリー<LLY> 737.50(+6.17 +0.84%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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