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【注目】トランプ氏、米財務長官候補にポールソン氏など検討 ダイモンCEOの名前も

 米大統領選の共和党候補に確定しているトランプ前大統領と側近らは、6日にフロリダ州パームビーチで開かれる資金集めイベントを控え、同氏が大統領に返り咲いた場合の財務長官候補に米金融業界の著名人やベテラン政治家の起用を検討している。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

 ヘッジファンド投資家で資産家のポールソン氏と投資会社の創業者のベセント氏は、閣僚候補としてトランプ氏の目に留まっているという。

 トランプ氏はまだ閣僚候補を固めておらず、依然として副大統領候補の選定を優先させている。側近によると、トランプ氏は気が変わりやすく、時には友人らを閣僚候補に持ち上げて喜ばせることもある。だが現段階では、ウォール街での経験を財務長官の決め手だと見ている。

 トランプ氏の側近が財務長官候補として検討している他の人材には、前トランプ政権で通商代表部(USTR)代表を務めたライトハイザー氏、同じく前政権で証券取引委員会(SEC)委員長を務めたクレイトン氏、JPモルガンのダイモンCEOの名前も挙がっているという。

 トランプ氏が2期目を決めた場合、財務長官とFRB議長の人選は市場の大きな関心事となる。パウエル議長の任期は2026年まであるが、トランプ氏のアドバイザーらはすでに次のFRB議長候補についての議論を始めている。

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