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米中貿易協議は難航する可能性も


 16日のニューヨーク市場では、米国と中国が中断していた貿易協議を再開するとの報道を受けて米国株は反発。株高を意識してドル・円は一時111円12銭まで買われた。米紙WSJはホワイトハウスの広報担当者の発言を引用し、「(米国は)構造的な問題を話し合う可能性を閉ざしておらず、中国側がこうした懸念に対処し具体的な案を提示すると期待している」と報じた。

 市場関係者の間では、「貿易協議は事務レベルでの再開となり、次回以降の協議がより重要となる」との見方が多い。中国側が米国の要求を全面的に受け入れことはないとみられており、貿易協議は難航する可能性がある。今月23日には、米国は160億ドル相当の中国製品に対して第二弾の追加関税制裁の発動を予定しており、中国側も同規模の報復措置を講じるとみられているが、第二弾の追加関税制裁発動の可否についても協議されることになるとみられる。
《MK》

 提供:フィスコ

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