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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):雪印メグ、国際石開帝石、セガサミー、そーせい

雪印メグ <日足> 「株探」多機能チャートより
■雪印メグミルク <2270>  3,465円  +130 円 (+3.9%)  本日終値
 雪印メグミルク<2270>が4日続伸で年初来高値を更新した。昨年8月発売にリニューアル発売した機能性表示食品「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルトドリンクタイプ」は好調な販売を受け、工場を増設し今年8月から生産能力は約2倍となる。みずほ証券は25日に、同社株の「買い」を継続するとともに、目標株価を3790円から4370円に引き上げているが、ドリンクヨーグルトやナチュラルチーズなど同社が注力する分野の効果で業績の拡大を予想している。

■国際石油開発帝石 <1605>  883.5円  +30.7 円 (+3.6%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>が3日続伸。石油資源開発<1662>やJXホールディングス<5020>などの石油関連株が高い。26日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物が一時、1バレル50.21ドルと15年10月初旬以来、約7カ月半ぶりに50ドルを回復した。終値は、前日比0.08ドル安の1バレル49.48ドルと反落したが、原油価格が上昇基調を強めていることが再評価されている。来月2日にはOPEC(石油輸出国機構)の総会が予定されており、今後も原油動向は市場の注目を集めるとみられている。

■セガサミー <6460>  1,266円  +39 円 (+3.2%)  本日終値
 セガサミーホールディングス<6460>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が26日付でレーティング「ニュートラル」継続ながら目標株価を1140円から1300円に引き上げた。16年3月期はパチスロにおける規制強化があったものの、新基準機の新作タイトル「パチスロ偽物語」が堅調に推移。新基準によるユーザー離反懸念があったなかでは安心感があるとし、17年3月期はパチンコの規制強化影響において不透明感はあるが、全社的なコスト構造改革の推進などもあり、業績底打ちが鮮明になってきたと指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画と同様の200億円(前期176億1700万円)から210億円へ、18年3月期は215億円から230億円へ引き上げている。 

■HUG <3676>  3,090円  +93 円 (+3.1%)  本日終値
 ハーツユナイテッドグループ<3676>が新値追い。同社はきょう、ZMP(東京都文京区)との合弁会社であるZEGが自動運転車の実証実験案件を受注し、公道での走行テストやデータ収集を実施したと発表。今後のさらなる取り組みなどが期待されているようだ。この実証実験では、車両制御の自動から手動への切り替えの検証やその際のドライバーの状態監視を行うとともに、歩行者や建造物、ガードレール、信号などの車両周辺状況の物体認識精度向上のためのデータ収集を行った。

■三和ホールディングス <5929>  965円  +28 円 (+3.0%)  本日終値
 三和ホールディングス<5929>が大幅反発。大和証券はリポートで、同社の第二次3カ年計画について、19年3月期の目標値は営業利益370億円、ROE15.0%(16年3月期実績11.4%)と意欲的な目標値であり、ポジティブと紹介。建築物の定期報告制度の改正が16年6月より施行される点も注目ポイントと指摘し、防火設備の点検から修理の需要増加につながる可能性があり、同社の事業機会は拡大すると想定。また、米国ODCは生産トラブルが概ね解消し、17年3月期より本格回復が始まる見込みと解説。投資判断は「2」(アウトパフォーム)を継続し、目標株価は1000円から1100円へ引き上げている。

■双日 <2768>  245円  +7 円 (+2.9%)  本日終値
 双日<2768>が上昇。発電や鉄道関係などインフラ関連が収益を牽引し、世界的な増産ニーズに支えられる航空機も好調で17年3月期は増収大幅増益を見込む。市場では「同社は三菱商や住友商などと比べ資源エネルギー関連の比率が低く、今の商品市況安の影響は相対的に軽微。PBRなど株価指標面からも売られ過ぎとみられる。きょうは大和証券がレーティングを3から2に格上げするとともに、目標株価を250円から270円に引き上げていることも追い風となっているようだ」(国内準大手証券マーケット支援部)と指摘している。

■新生銀行 <8303>  176円  +5 円 (+2.9%)  本日終値
 新生銀行<8303>が3日続伸。大和証券はリポートで、17年3月期の連結純利益は銀行計画通りの520億円を予想。固定金利中心の住宅ローンや市中金利と連動度が低い消費者無担保ローンを主体とするため、日銀マイナス金利導入のネガティブ影響は相対的に小さいと解説。投資判断は「3」(中立)を継続。目標株価は150円から190円へ引き上げている。

■そーせいグループ <4565>  20,500円  +540 円 (+2.7%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が続伸で2万円台を回復してきた。英国子会社ヘプタレス社と世界大手製薬会社アラガン社とのアルツハイマー治療薬などの開発・販売提携について、米関係当局の承認を受けたことを発表、これが材料視された格好だ。これにより、1億2500万ドルの契約一時金を含む同提携契約の効力が5月24日付で発生する。同社の株価は18日に1万7600円台まで下押したが、その後バランスを立て直し2万円近辺で株価を収れんさせていた。今回の発表を手掛かりに再度上放れの動きにある。

■スクエニHD <9684>  3,545円  +90 円 (+2.6%)  本日終値
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が3日続伸。傘下のスクウェア・エニックスが26日、新作アクションRPG「サムライ ライジング」の配信開始日を6月2日に決定したと発表しており、新タイトルへの期待が買いにつながっているようだ。「サムライ ライジング」は、和風ファンタジーの世界を舞台に、次々と立ちはだかる強敵「荒神」を討伐していくアクションRPG。多彩なジョブアクションを通じて、やり込みがいがある奥深いゲーム体験を楽しむことができるのが特徴という。なお、配信に先立ち、26日には公式サイトがオープンし、ストーリーやキャラクター紹介などのゲーム情報をはじめ、最新のトレイラームービーを公開している。

■コスモHD <5021>  1,561円  +32 円 (+2.1%)  本日終値
 コスモエネルギーホールディングス<5021>が続伸。国内大手証券では、18年3月期はHail油田の生産開始により増益、19年3月期は同油田投資の一巡でフリーキャッシュフローがプラス(有利子負債が減少)に転じると予想。また、18年3月期は前期比10円増配を見込み、株価は17年3月期業績回復に加え、18年3月期以降のプラス要因も反映する形で上昇基調を辿ると予想。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を1330円から1910円に引き上げている。

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