【市況】明日の株式相場見通し=円高警戒感根強く下値模索、押し目買いは限定的か
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「日経平均株価はきょうまでの5日続落で、終値ベース合計で1425円の急落となり、25日移動平均線(1万6595円=2日)を大きく割り込んだ。通常であれば、短期間の急落により“突っ込み警戒感”が台頭して自律反発への期待も高まるが、円相場の先行きに不透明感が強いだけに、押し目買いの動きも限定的となりそうだ」との見方が出ていた。
2日の東京株式市場は、外国為替市場での円高加速を嫌気して売り優勢の展開となり、日経平均株価終値は、前日比518円67銭安の1万6147円38銭と大幅続落した。
日程面では、日ロ首脳会談、4月のマネタリーベースに注目。海外では米4月の雇用統計が焦点になる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)