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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ニフティ、九電工、エスエムエス、スタートトゥ

ニフティ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニフティ <3828>  1,363円  +300 円 (+28.2%) ストップ高   本日終値
 4月28日、ニフティ <3828> [東証2]に対して親会社の富士通 <6702> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化すると発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を41%上回る1495円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は5月2日から6月15日まで。富士通では同社を完全子会社にすることで、他社との提携などの経営判断を迅速化する。

■ファインデックス <3649>  1,580円  +215 円 (+15.8%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 4月28日、ファインデックス <3649> が決算を発表。16年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)が前年同期比5.9倍の3.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の大規模医療機関向けデータ管理システムの受注が伸びたうえ、前期に買収した放射線情報システムも寄与し、84.0%の大幅増収を達成した。上期計画の3.3億円に対する進捗率が95.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ステラ ケミファ <4109>  2,545円  +337 円 (+15.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ステラ ケミファ<4109>が急騰。同社が4月28日取引終了後に発表した17年3月期の連結業績予想では、売上高は282億4900万円(前期比2.7%増)、経常利益は13億4000万円(前期比28.4%増)を見込んでいる。これが買いの背景にあるようだ。電気自動車(EV)向け電解質が収益に貢献する見通し。市場ではEV関連の有力株としても注目度が高まっているもようだ。

■東京エネシス <1945>  906円  +90 円 (+11.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 28日に決算を発表。「今期経常は微増で3期連続最高益更新へ」が好感された。東京エネシス <1945> が4月28日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比6.6%増の60.7億円になり、従来予想の54億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。17年3月期は前期比0.4%増の61億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

■九電工 <1959>  3,020円  +244 円 (+8.8%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 九電工<1959>が全体相場に逆行して大幅高。同社が4月28日取引終了後に発表した17年3月期の連結業績予想は、売上高が3400億円(前期比9.2%増)、営業利益は290億円(同15.1%増)、最終利益は210億円(同17.3%増)を見込んでいる。前期は営業利益段階で50%の増益をみせており、これに続く2ケタ増益予想を評価する買いを呼び込んだ。また、配当は前期比15円増配の年60円を計画しており、株主還元姿勢の厚さも評価されている。熊本県を震源とした大地震を受けインフラの復興を担う銘柄群としても注目度が高い。

■エス・エム・エス <2175>  2,230円  +178 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 4月28日、エスエムエス <2175> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比30.3%増の35億円に拡大して着地。続く17年3月期も前期比20.1%増の42.1億円に伸び、13期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は前期に買収した医薬情報サービスを展開するMIMSの業績上積みが寄与し、26.1%の大幅増収を見込む。介護事業者向け経営支援サービスの会員増加に加え、看護師人材紹介の生産性向上も収益拡大に貢献する。

■ミライトHD <1417>  1,049円  +81 円 (+8.4%)  本日終値
 28日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は2.2倍増益へ」が好感された。ミライト・ホールディングス <1417> が4月28日大引け後(16:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比54.6%減の67.3億円に落ち込んだが、従来予想の55億円を上回って着地。17年3月期は前期比2.2倍の145億円にV字回復する見通しとなった。
  ⇒⇒ミライトHDの詳しい業績推移表を見る

■スタートトゥデイ <3092>  4,970円  +330 円 (+7.1%)  本日終値
 4月28日、スタートトゥデイ <3092> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比18.1%増の178億円で着地。続く17年3月期も前期比23.9%増の221億円に伸び、14期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も通販サイト「ZOZOTOWN」への出店企業の増加で手数料収入が伸び、26.8%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比13円増の60円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■関電工 <1942>  833円  +53 円 (+6.8%)  本日終値
 4月28日、関電工 <1942> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比65.2%増の170億円に拡大し、従来予想の148億円を上回って着地。続く17年3月期も前期比20.6%増の206億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は東京五輪開催に向けたインフラ整備や首都圏の大規模再開発といった建設需要の拡大を追い風に、設備更新を中心に電力関連工事の受注が伸びる。 業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の16円に増配する方針としたことも支援材料。

■日本調剤 <3341>  3,875円  +220 円 (+6.0%)  本日終値
 4月28日、日本調剤 <3341> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比64.6%増の98.7億円に拡大して着地。続く17年3月期も前期比9.1%増の107億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も調剤薬局事業で採算を重視した積極的な出店を進めるなか、後発医薬品の販売拡大や薬剤師派遣の伸長が寄与し、増益を確保する。業績好調に伴い、今期の年間配当は50円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は11.1%増配とする方針としたことも支援材料。

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