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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ユニゾHD、NTTドコモ、三菱自、ジェイエイシ

ユニゾHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネットワンシステムズ <7518>  600円  +33 円 (+5.8%)  本日終値
 28日に決算を発表。「今期経常は73%増益へ」が好感された。ネットワンシステムズ <7518> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比39.0%減の25.9億円に落ち込んだが、17年3月期は前期比73.5%増の45億円にV字回復する見通しとなった。3期連続増収になる。
  ⇒⇒ネットワンシステムズの詳しい業績推移表を見る

■エムティーアイ <9438>  821円  +44 円 (+5.7%)  本日終値
 4月28日、エムティーアイ <9438> が決算を発表。16年9月期上期(15年10月-16年3月)の連結経常利益が前年同期比19.7%増の24.3億円に伸び、従来の2.7%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料。動画や音楽などのコンテンツ配信サービスで単価の高いスマートフォン有料会員の獲得が順調に進み、2.3%の増収を確保したことが寄与。広告宣伝費の抑制も一転増益に貢献した。

■沖縄電力 <9511>  2,929円  +149 円 (+5.4%)  本日終値
 4月28日、沖縄電力 <9511> が5月31日現在の株主を対象に1→1.5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の2に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に発表した17年3月期の連結経常利益が前期比26.2%増の66億円となったことも支援材料。

■ユニゾホールディングス <3258>  4,965円  +245 円 (+5.2%)  本日終値
 4月28日、ユニゾホールディングス <3258> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比15.8%増の85億円で着地。続く17年3月期も前期比21.2%増の103億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は賃貸ビルの空室率改善や値上げ効果で主力の不動産事業が伸びるうえ、2件の新規開業が寄与するホテル事業も収益が拡大する。引き続きコスト削減に取り組むことも増益に貢献する。

■NTTドコモ <9437>  2,723.5円  +126.5 円 (+4.9%)  本日終値
 4月28日、NTTドコモ <9437> が決算を発表。16年3月期の連結税引き前利益は前の期比20.8%増の7780億円で着地。続く17年3月期も前期比17.5%増の9140億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は光通信サービスやデータ通信収入が伸びるうえ、減価償却方法の変更による償却費の減少も寄与し、増収増益を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の80円に増配する方針とした。前日終値ベースの配当利回りは3.08%に上昇した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.55%にあたる9913万株(金額で1925億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。買い付け期間は5月2日から12月31日まで。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■トランス・コスモス <9715>  3,035円  +124 円 (+4.3%)  本日終値
 トランスコスモス<9715>が大幅反発。同社は4月28日引け後、16年3月期の連結決算を発表。売上高は前の期比12.8%増の2246億500万円、営業利益は同6.1%増の97億2500万円となった。SMBC日興証券はリポートで、コールセンター業務とIT関連サポートを含めた複合的なBPOサービスを展開し、金融、製造、サービス分野の既存顧客からの受託業務が拡大していると指摘。海外でも中国を中心に現地大手企業からの新規案件が増加し、収益性の改善もみられて好印象であると解説。国内の安定的な利益拡大と海外の成長から期待が高まりやすいとみて、目標株価を3300円から3500円へ引き上げ、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。

■大塚商会 <4768>  5,510円  +190 円 (+3.6%)  本日終値
 大塚商会<4768>が3日ぶり反発。4月28日取引終了後、16年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表し、売上高は1711億3000万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は100億3100万円(同8.7%増)と増収増益だったことが全般の大幅安のなか好感されている。システムインテグレーション事業では、セキュリティー対策やモバイル端末の需要を喚起するソリューションに力を入れ、複写機などの機器販売台数を伸ばした。また、サービス&サポート事業でも、「たのめーる」が順調に推移した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置いた。売上高6390億円(前期比4.9%増)、営業利益400億円(同7.2%増)を見込んでいる。

■日比谷総合設備 <1982>  1,592円  +53 円 (+3.4%)  本日終値
 4月28日、日比谷総合設備 <1982> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の33億円→63億円に90.9%上方修正。増益率が7.9%増→2.1倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。空調設備を中心に手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ったことが寄与。原価低減による工事採算の改善も利益を大きく押し上げた。

■三菱自動車工業 <7211>  461円  +12 円 (+2.7%)  本日終値
 三菱自動車<7211>は続伸。同社株は燃費データ不正問題の発覚で4月20日から27日にかけて急落した反動で買い戻しが優勢。前週28日に続き売り方のショートカバーが株価に浮揚効果を与えており、きょうも自動車株全般が為替の円高進行を嫌気して軒並み売り込まれるなか、独歩高と軌道を異にしている。信用取組は直近4月22日申し込み現在で売り残、買い残ともに急増、信用倍率は1.86倍と買い長ながら、今後需給相場へ発展する可能性も意識されているようだ。

■ジェイエイシ <2124>  1,395円  +33 円 (+2.4%)  本日終値
 4月28日、ジェイエイシーリクルートメント <2124> が決算を発表。16年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比79.0%増の11.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。旺盛な求人需要を追い風に、高単価で専門性の高い人材紹介の成約が伸び、32.2%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の18億円に対する進捗率は65.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

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