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【市況】明日の株式相場見通し=業績下方修正銘柄に過剰反応、25日線割れで先高期待萎む

 4日の東京株式市場は、きょう大幅安した後だけに自律反発期待はあるものの、原油先物価格や外国為替市場での円相場など外部要因に左右される可能性があり、日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。テクニカル面では、1日にようやく上回ったばかりの25日移動平均線(1万7537円=3日)を早くも割り込んでおり、先高期待感が萎んできた。

 市場関係者からは「4~12月期累計決算の発表が佳境を迎えるなか、業績見通しの下方修正や、アナリストリポートによる投資判断や目標株価の引き下げの対象となった銘柄の株価が極端に下落する傾向が散見される」との見方が出ていた。

 3日の東京株式市場は、原油先物価格の低下や、これに関連した欧米株式相場の下落を嫌気して、ほぼ全面安の展開となった。日経平均株価終値は、前日比559円43銭安の1万7191円25銭と大幅続落。ただ、東証1部の売買代金は、3兆1396億円と高水準が続いている。

 日程面では、1月の車名別新車販売台数に注目。海外では、環太平洋経済連携協定(TPP)署名式が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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