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【通貨】明日の為替相場見通し=中国の景気動向を注視

 今晩からあすにかけての東京外国為替市場のドル円相場は、欧米に加え中国の景気動向に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=122円50~123円50銭。この日は全般手掛かり材料難のなか、方向感に欠ける展開となり122円80銭前後を中心とする一進一退が続いた。日本の10月鉱工業生産は市場予想を下回ったが、市場の反応は限定的だった。今週は3日に欧州中央銀行(ECB)理事会、4日に米11月雇用統計があり、その結果待ちのため、手が出しづらい状況が続いている。今晩は米国で11月シカゴ購買部協会景気指数、10月中古住宅販売成約指数の発表がある。あすは国内で7~9月期法人企業統計の発表があり、設備投資動向などが関心を集めそうだ。また、中国11月製造業PMIが発表される。10月の中国PMIは49.8だったが、50を回復するかがポイントだ。さらに、あすは豪州準備銀行の理事会も予定されている。(岡里英幸)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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