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【市況】明日の株式相場見通し=手掛かり不足で続落、重要イベント控えで慎重

 1日の東京株式市場は名実ともに師走相場を迎えるが、買い手掛かり材料不足の地合いのなかで手控えムードが続き、日経平均株価は続落となりそうだ。
 市場関係者からは「先週後半に日経平均株価が2万円を目前にしながら、大台回復を達成できなかったことで、参加者の心理がやや弱気に傾いているようだ」との見方が出ていた。
 また、今週は現地3日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で、ドラギ総裁の量的緩和に向けての姿勢が注目されるなど、重要なイベントが相次ぐことから、投資家は慎重な投資姿勢で臨まざるを得ない。
 週明け30日の東京株式市場は、主力株中心に買い手控えられ、全般は下値模索の動きとなった。ただ、小型材料株を中心に個別物色意欲は旺盛で、大幅高する銘柄が目立った。日経平均株価終値は、前週末比136円47銭安の1万9747円47銭と続落した。
 日程面では、7~9月期の法人企業統計、11月の大手百貨店売上高速報、11月の新車販売台数に注目。海外では、米11月の新車販売台数、中国11月の製造業PMI、中国11月の財新のPMI、ユーロ圏10月の失業率、ブラジル7~9月期の実質GDPが焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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