株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

9883富士エレクトロニクス

業績
単位
-株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額

銘柄ニュース

戻る
 

【2015年の相場展望】(B)注目テーマ(1/8):自動運転車


1月29日にフィスコが開催した個人投資家向けセミナー「FISCOアプリで読み解く2015年の相場展望」では、注目8テーマとして「自動運転車」「インバウンド消費」「TPP・農業」「ロボット」「燃料電池」「原油安メリット」「製造業の国内回帰」「SEの2015年問題」を取り上げ、アナリストの佐藤勝己が解説した。うち、「自動運転車」の主な講演内容と関連銘柄は以下の通り。



【自動運転車のテーマ概要】

■自動運転車の開発競争が足元で加速
米グーグルが自動運転車(自動走行車)の開発で独ボッシュや韓国LG電子などと提携したことを明らかにしたほか、日産はNASAと自動運転車を共同開発すると発表するなど、ここにきて世界的に自動運転車の開発競争が一段と加速化している。

■関連市場を合わせて 600億ドル規模
ボストン・コンサルティング・グループでは、自動運転車の販売台数は2035年までに世界で年間約1200万台に達し、全体の10%程度を占めるとの予想を示している。

自動運転車が普及すれば、部品やソフトウエアなど関連産業の裾野も広がるが、欧州系コンサルタント会社では、2030年までにこれら関連産業の市場規模が最大600億ドルに膨らむと予測している。

■ZMPのマザーズ上場が起爆剤に
今年は自動運転車を開発するベンチャー企業のZMPが年内にマザーズ上場予定との観測がある。昨年、サイバーダイン<7779>のIPOがロボット関連のテーマ性を高めたように、今年のZMPのIPO発表は自動運転車関連銘柄への期待感を一段と高めさせることにつながる公算が大きい。

アイサンテクノ<4667>はZMP及び名古屋大学と連携して自動運転の公道実験を実施。JVCケンウッド<6632>はZMPと合弁事業を展開。アートスパーク<3663>はロボット制御用インターフェースをZMPと共同開発。ネクス<6634>は自動車テレマティクス分野でZMPと共同マーケティングを発表している。なお、ZMPへの出資企業としては、JVCケンウッド<6632>、アートスパーク<3663>、DI<4310>、富士エレク<9883>などが挙げられる。

■ルネサスエレクと業界再編に注目
自動運転車の関連銘柄のなかでは、車載用マイコンで世界トップのルネサスエレクトロニクス<6723>が最注目。自動運転車では1台当たりの半導体個数が大幅に増加するため、メリットは大きい。また、産業革新機構の保有株の行方など業界再編の動きにも注目したい。

フィスコ個人投資家向けセミナー
「FISCOアプリで読み解く2015年の相場展望」
セミナー資料より抜粋

(アナリスト 佐藤勝己)



【自動運転車関連銘柄】

6723 ルネサスエレク 車載用マイコンで世界トップ
6758 ソニー  カメラ用画像センサに参入
3663 アートスパーク ロボット制御用ユーザーインターフェースを共同開発
9995 ルネサスイーストン ルネサス製品の取扱が大半
3652 DMP  提携先のUKC<3156>と自動車向けソリューション開発
3156 UKC?HD ソニー<6758>製の電子部品商社
6779 日本電波工業 カメラやミリ波レーダー用水晶振動子
6929 日本セラミック 超音波センサや赤外線センサでシェアトップ
6773 パイオニア ネットからの情報を表示するバックミラーを年内にも発売
6796 クラリオン ADAS統合制御による先進運転支援システム
6632 JVCケンウッド ZMPへ出資
6902 デンソー 自動車部品の最大手企業としてビジネスチャンス拡大
4667 アイサンテクノ 自動運転の公道実験を実施
6618 大泉製作所 自動運転車用センサを手掛ける
3741 セック  ロボット事業は介護から自動運転技術に照準
7467 萩原電気 クラウド経由で運転を制御できるシステムを開発
4310 ドリームインキュベータ ZMPへ出資
9883 富士エレクトロニクス ZMPへ出資

《NO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均