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9872 北恵

東証S
860円
前日比
-7
-0.81%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.5 0.60 3.26 36.69
時価総額 86.1億円
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北恵 Research Memo(5):消費増税前の駆け込み需要の反動減あったが施工付販売は増収に


■決算動向

(1) 2015年11月期第2四半期累計の業績

○収益状況

北恵<9872>の2015年11月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比8.1%減の23,136百万円、営業利益が同42.4%減の316百万円、経常利益が同36.4%減の378百万円、四半期純利益が同21.2%減の291百万円となった。前年同期に消費増税前の駆け込み需要があったことから前年同期比では減収となり、商社事業であることから減収がそのまま減益につながった。

売上総利益率は前年同期比0.2ポイント減の10.2%とわずかながら低下した。一方、販管費は人件費やその他経費の抑制に努めたものの、対売上高比率で0.5ポイント増加した。結果、営業利益率は1.4%と前年同期比で0.8ポイント悪化し、営業減益につながった。営業利益が減益となったことから経常利益以下も減益となった。

商品別売上高は、木質建材2,414百万円(前年同期比22.5%減)、非木質建材1,529百万円(同14.9%減)、合板988百万円(同11.3%減)、木材製品920百万円(同0.3%増)、住宅設備機器5,998百万円(同17.4%減)、施工付販売9,570百万円(同4.7%増)、その他1,715百万円(同6.7%減)となった。オリジナル商品の売上高は840百万円(同27.6%減)であった。全体の環境が厳しい状況であったことから各商品とも減収となったが、重点商品である施工付販売は増収となったことは注目に値する。

地域別売上高は、近畿7,890百万円(同12.0%減)、九州・中四国3,635百万円(同3.4%減)、中部2,263百万円(同11.8%減)、東日本9,348百万円(同5.5%減)であった。首都圏の売上高は8,507百万円(同4.5%減)であったが、構成比は前年同期の35.4%から36.8%へ上昇した。

○財務状況
2015年11月期第2四半期末の資産合計は前期末比1,026百万円減の20,635百万円となった。流動資産は同1,053百万円減の16,310百万円となったが、主に売上債権が減少したことによる。固定資産は同27百万円増の4,324百万円となったが、主に投資その他資産の増加による。

負債については、負債合計が前期末比1,168百万円減の10,546百万円となった。流動負債は同1,188百万円減の9,348百万円となったが、主に仕入債務の減少による。固定負債は同19百万円増の1,197百万円となった。純資産合計は、利益剰余金の増加等により同142百万円増の10,088百万円となった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《SF》

 提供:フィスコ

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