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サコス---今期は建設市場の端境期で減収減益を見込むも、来期の増益回帰に期待


サコス<9641>は建設機械や発電機、鉄道工事用機械、事務所用備品、商用車などのレンタル・リースを手掛ける。建設機械レンタル大手の西尾レントオールが親会社。営業拠点を3大都市圏(関東、関西、中部エリア)に特化しているのが特徴。顧客ニーズに合わせた幅広い取扱商品と提案力などを強みとしている。

同社は5月11日、2016年9月期の業積見通しを下方修正。売上高を従来計画の162.00億円→148.30億円(前期比3.4%減)、経常利益を16.00億円→14.88億円(同5.3%減)にそれぞれ引き下げた。経営の効率化や人的資源の有効活用などを進めるものの、公共工事の減少や人件費・資材費の上昇による建築工事着工件数の減少といった外部環境の停滞を補えず、7期ぶりの減益になる見通しだ。同日に発表した第2四半期累計決算は売上高が前年同期比6.2%減の77.22億円、経常利益が同0.6%減の10.52億円で着地した。

2016年9月期は建設市場の端境期で減収減益になる見通しだが、今後は東京オリンピック・パラリンピック関連工事やリニア中央新幹線工事、外環道東京区間工事などの大規模プロジェクトが予定されている。これら工事は今夏以降に本格化してくると見られ、2017年9月期は増収増益基調への回帰に期待が持てる。なお、中期経営計画では2018年9月期に売上高を200.00億円、経常利益を20.00億円に引き上げることを目標としている。

《TN》

 提供:フィスコ

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