桑山 Research Memo(15):中期成長への資金ニーズ理解も、ROE向上で株主に還元をのぞむ
■株主還元策
1. 利益配分に関する基本方針
桑山<7889>は、内部留保資金の使途については、技術開発や製品開発、設備投資、システム投資、営業体制強化、海外も含めた生産拠点の充実など、将来の企業価値増大のために長期的な視点で考えている。弊社も、成長市場へ打って出るための資金ニーズはそれなりに必要との認識である。しかし、これまで長期的に利益が伸びておらず、結果的に配当額が一定で配当性向もおおむね20~30%と、株主還元の余地がなくなっていたことは残念なことである。これを打開するには、利益率を上げることでROEを上昇させ継続的に増配することが必要であり、現状の同社株主還元として最善策と考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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提供:フィスコ