城南進学研究社 Research Memo(2):16/3期2Qは増収減益で着地
■2016年3月期第2四半期決算
城南進学研究社<4720>の2016年3月期第2四半期は、売上高3,380百万円(前年同期比6.4%増)、営業利益245百万円(同22.6%減)、経常利益271百万円(同21.4%減)、四半期純利益188百万円(同25.5%減)と前年同期比増収減益で着地した。期初予想との比較では売上高、利益ともに若干の未達となった。
各事業部門の詳細は後述するが、全体としては同社の計画どおりに進捗している。売上高は計画に対して33百万円の未達だったが、これは主として予備校部門の生徒数減少の影響であったと弊社ではみている。生徒数減少は日本全体の問題であり、同社自身も経営計画ではその要素を織り込んではいるが、生徒数減少を単価上昇などで補いきれなかったということだ。
利益面では売上高未達分がそのまま利益減少につながった形となっている。内容的には、今第2四半期において直営の個別指導教室の新規出店や新規事業における先行投資的費用などの増加によって利益が圧迫されたことがある。ただしこれらは時間の経過によって回収できる性質のものであり、今下期は回収期に入る予定だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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提供:フィスコ