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3744 サイオス

東証S
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サイオス Research Memo(6):2024年12月期業績は販管費の絞り込みもあり3期ぶりに黒字転換する見通し


■今後の見通し

1. 2024年12月期の業績見通し
サイオス<3744>の2024年12月期の連結業績は、売上高で前期比4.5%増の16,600百万円、営業利益で250百万円(前期は208百万円の損失)、経常利益で330百万円(同15百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益で220百万円(同18百万円の損失)となる見通し。2024年の国内IT市場は、経営のDX並びに情報システムのクラウドシフトに対する企業の投資意欲が依然旺盛なことから、好環境が続くものと予想される。主力製品となる「LifeKeeper」のほか、「Gluegentシリーズ」やAPIソリューションなどクラウド関連事業の拡大が続き、売上高は2期連続で増収となる見通し。

営業利益は3期ぶりに黒字転換する見通しで、増益要因として、増収による売上総利益の増加で384百万円、研究開発費等の販管費の絞り込みで74百万円の減少を見込んでいる。売上総利益率は販売ミックスの改善により前期の32.8%から33.7%に上昇する。販管費は人件費の増加が続くものの、直近2年間で積極的に投下した研究開発費を絞り込むことで、全体では若干減少する。事業セグメント別では、オープンシステム基盤事業、アプリケーション事業ともに増収増益を見込んでいる。また、引き続き事業構造改革も進めている。KPIとしているEBITDAも310百万円(前期は147百万円の損失)と黒字に転じ、ROICは11.6%(同-10.1%)と大きく改善する計画だ。

足元の受注状況としては「LifeKeeper」やSaaSなど2023年12月期に伸長した事業が順調に推移するなど、基調に大きな変化は見られない。今後も企業のIT投資マインドに変化が無ければ、売上高で4.5%の成長は達成可能と弊社は見ている。なお、2024年の新卒および中途採用については、例年並みのペースで進めていく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HH》

 提供:フィスコ

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