ネットイヤー Research Memo(9):配当方針を安定配当から配当性向20%程度を目安とする業績連動型に変更
■株主還元策
ネットイヤーグループ<3622>は株主還元策として配当を実施しており、今回配当方針の変更を発表した。従来は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的かつ継続的な配当を行っていくことを基本方針としてきたが、収益力が回復してきたこともあり、今後は配当性向で20%程度の水準を目安に配当を行っていくことにした。同方針に基づき、2023年3月期の1株当たり配当金は前期比2.5円増配の5.75円(配当性向20.1%)に増配し、2024年3月期も同0.25円増配の6.00円(配当性向20.1%)と連続増配の予想としている。なお、定量基準については今後の外部環境の変化や財政状態、事業展開等を総合的に勘案して、適宜見直していくことにしている。このため、今後は配当性向で20%を下回る水準になれば増配が期待できることになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ