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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2222 寿スピリッツ

東証P
1,648.0円
前日比
+27.0
+1.67%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
26.8 7.95 1.70 12.67
時価総額 2,564億円
比較される銘柄
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グリコ, 
ブルボン
決算発表予定日

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寿スピリッツが最高値更新後は利益確定売りに8日ぶり急反落、前日発表の3Q累計経常は54%増と好調裏に着地も

 寿スピリッツ<2222>が8日ぶりに急反落。前場、売り先行後上げに転じ一時5800円と連日で最高値を更新したが、その後は、1月の直近安値から1560円(36.8%)の連騰とあって、全般相場が3日ぶりに反落展開となっていることから、当面の利益を仮定する売りが膨らんでいるようだ。

 有賀泰夫食品・流通アナリストは同社発表の決算内容と見方についてブログで解説。第3四半期3カ月は11.0%増収、32.6%営業増益となった。単純に営業利益伸び率だけを見ると、上期の79.8%営業増益に対して、32.6%営業増益と大幅に減速したように見える。しかし、これは同社の営業利益の季節性が、ビジネス内容の変化に伴って従来から徐々に変化してきていることを反映したものと考えられるという。 

 創業来の同社のビジネスはお土産菓子を観光地の土産店で販売するものであり、結果、観光シーズンである第3四半期(10-12月)の売上・利益のウエイトがかなり高くなる。、2011年度~14年度の4期間の四半期営業利益の季節性をみると、年間を100とし、第1四半期から11%、26%、44%、19%となっており、ばらつきが非常に大きく、第3四半期のウエイトが突出している。ところが、今期には、第1四半期から11%、29%、36%、23%(4Qは同氏予想)。
 本来は第1四半期のウエイトはもう少し高くてもよさそうに感じるが、今期に関しては第1四半期に最も収益性が高い小樽の洋菓子店舗「LeTAO」を展開するケイシイシイに広告宣伝費をかけており営業利益水準が低くなったものだという。

 そして、同社何故すこぶる好調なのか?について、この第3四半期は特にそうだが、子会社(本社小樽)ケイシイシイの運営するルタオ(本社のある小樽市の逆読み)の好調によるもの。「ルタオ」で販売する「ドゥーブルフロマージュ」が好調だ。この「ドゥーブルフロマージュ」は楽天市場のお取り寄せランキング大賞で金賞を獲得していると指摘した。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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