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<動意株・28日>(大引け)=明豊ファシリ、高度紙、キャリインデなど

 明豊ファシリティワークス<1717>=後場急騰。4月21日に上ヒゲでつけた高値880円を大幅に上回り、年初来高値を更新した。同社はオフィス設計及び工場の施工管理といったコンストラクションマネジメント業務を行う。きょう前場取引終了後、経済産業省の令和3年度デジタル行政に対応した本省庁舎執務環境整備に関する調査事業の一般競争入札に参加して落札を果たし、同事業において経産省と契約を締結したことを発表した。これを材料視する形で短期資金が集結する格好となった。

 ニッポン高度紙工業<3891>=戻り足加速。菅政権では2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げているが、その実現のためにガソリン車の電動車シフトを積極的に後押しする構えにある。世界的にもガソリン車から電気自動車(EV)へのシフトが加速している状況にあり、その基幹部品であるリチウムイオン電池などの2次電池市場が急拡大している。EV向けリチウムイオン電池は急速充電、高容量化、長寿命化に加え、高熱にさらされた環境においても発火しない安全性が重要視されている。そうしたなか同社は今月17日に高耐熱リチウムイオン電池セパレータの開発に成功したことを発表、顧客へのサンプル出荷を開始する段階にあり、株式市場でも注目度が高まっている。

 キャリアインデックス<6538>=急伸。同社はきょう、自社が運営するアルバイト・派遣情報サイト「Lacotto(ラコット)」と、NTTドコモ(東京都千代田区)の仕事探しのプラットフォーム「dジョブ」の連携を開始したと発表。これが好材料視されたようだ。両社は今年4月1日に人材領域での業務提携を発表しており、今回の連携はその一環。この連携により、キャリインデは月間数十万のアクティブユーザーを持つ「dジョブ」からの集客を得ることができるという。

 モリテック スチール<5986>=商いこなし急動意。一時ストップ高にあと4円に迫る76円高の520円まで買われる人気となった。自動車向け板金加工の大手だが、独自の技術力を生かし業界初となる「無接点方式」のケーブル巻取り型充電スタンドを手掛けていることで電気自動車(EV)関連の一角として思惑人気を集めやすい。前日に産経新聞が「EV普及に向け、政府が2030年までに急速充電器を国内で3万基設置する目標を掲げることが27日、分かった」と報じており、これが同社の株価を強く刺激する格好となった。世界的なEVシフトの動きが加速するなか、菅政権も新たな成長戦略の骨子として脱ガソリン車のインフラ整備に積極姿勢をみせており、株式市場でも関連株は動意含みとなる銘柄が増えている。

 テラ<2191>=急伸。27日の取引終了後、国際的なバイオテクノロジー企業でオーストラリアのBeroni Groupと業務提携に向けた覚書を締結したと発表しており、物色の矛先が向かった。両社は今回の連携により、主に日本や中国を念頭に、テラの樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法を中国において開発するため、また、Beroni社のγδT細胞療法を日本で開発するため、日中両国で両社が有する研究開発体制の相乗効果を目指すという。なお、21年12月期業績への影響は軽微としている。

 中央発條<5992>=大幅反発で年初来高値にらむ。同社は27日取引終了後に、5カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる26年3月期の連結営業利益目標を50億円(21年3月期実績は12億6000万円)としていることが好感されているようだ。連結売上高の目標は1000億円(同746億5500万円)。自動車業界でCASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)対応が進展するなか、高付加価値化を可能とする新機構製品(モジュール化)の開発や、これまで踏み込めていなかった未開拓の領域においても、自社が得意とする既存技術を応用し、非自動車分野(鉄道、医療、ヘルスケア)での展開も加速させるとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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