★本日の【イチオシ決算】 アーバネット、安川電、日電産 (1月22日)
1)本日(1月22日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【アーバネット <3242> [JQ]】 ★今期経常を8期ぶり最高益に14%上方修正、配当も増額
◆15年6月期の経常利益(非連結)を10.5億円→12億円に14.3%上方修正。増益率が6.0%増→21.1%増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内外の投資家からの旺盛な需要を背景に、投資用マンションの販売が伸びることが寄与。販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を10円→12円(前期は12円)に増額修正した。
予想PERが8.2倍→7.3倍に低下する一方、配当利回りが4.4%に上昇し、割安感が強まった。
● サプライズな決算発表・業績修正
安川電 <6506> ★今期経常を21%増益に6%上方修正、配当も2円増額
◆15年3月期の連結経常利益を310億円→330億円に6.5%上方修正。増益率が14.5%増→21.8%増に拡大する見通しとなった。スマートフォン製造用のサーボモーターや自動車向けロボットの販売好調が寄与。円安による採算改善や為替差益の発生も上振れに貢献する。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を18円→20円(前期は12円)に増額修正した。
日電産 <6594> ★今期最高益予想を5%上乗せ、配当も10円増額、自社株買いも発表
◆15年3月期の連結税引き前利益を1030億円→1080億円に4.9%上方修正。増益率が22.0%増→27.9%増に拡大し、2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。車載・家電・産業用モーターや小型精密モーターの好調が寄与する。円安による収益押し上げ効果も利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、今期配当を60円→70円(前期は1→2の株式分割前で100円)に増額修正した。
同時に、1.42%の自社株買い実施を発表。株主還元を好感する買いが期待される。
2)1月23日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表(予定)
◆第3四半期決算:
<4283> パナIS
<8566> リコーリース
<8388> 阿波銀
<9039> サカイ引越
<9708> 帝ホテル [東2]
■引け後発表(予定)
◆本決算:
<6866> HIOKI
<8976> 大和オフィス [東R]
◆第2四半期決算:
<1381> アクシーズ [JQ]
◆第3四半期決算:
<2155> カービュー [東M]
<2411> ゲンダイ [JQ]
<2656> ベクター [JQ]
<3778> さくらネット [東M]
<4291> JIEC [東2]
<4929> アジュバン
<7466> SPK
<8703> カブコム
<8783> GFA [JQ]
<9950> ハチバン [JQ]
合計18社
●「株探」は、決算発表と業績修正をリアルタイムでニュース配信しています。
(「株探」編集部)