株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

2128ノバレーゼ

業績
単位
-株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額

銘柄ニュース

戻る
 

ノバレーゼ---2期連続の増収増益を計画、今後もシェア拡大による成長継続に期待


ノバレーゼ<2128>はブライダル大手。一軒家風の会場を貸し切って挙式・披露宴を行うゲストハウスウエディングに強み。ゲストハウスは、都市型の「モノリス」タイプと郊外型の「アマンダン」タイプを軸に展開。歴史的・文化的な価値の高い歴史建造物を運用・活用する「再生型」タイプの開発にも取り込んでいる。また、経営不振に陥った式場のM&A
にも前向き。こうした案件は婚礼費用(平均組単価)を250万円~300万円に抑えた中価格帯施設(モノリスやアマンダンの平均組単価は約400万円)として再生し、客層の拡大を狙っている。なお、売上高構成(2015年12月期)は、挙式・披露宴の企画・立案・演出を手掛ける婚礼プロデュース事業が37.4%、ウエディングドレスやタキシードなどのレンタル・販売を手掛ける婚礼衣裳事業が18.1%、婚礼飲食や宴会飲食、一般飲食(通常のランチやディナー)などを手掛けるレストラン事業が44.5%。2016年2月2日現在の店舗数はゲストハウスが25店舗、中価格帯施設が3店舗、レストラン特化型が9店舗(うち海外3店舗)、提携施設が2店舗、ドレスショップが17店舗である。

2016年12月期は売上高が前期比2.9%増の169.00億円、営業利益が同5.2%増の17.80億円を計画。上期は前年同期比23.0%の営業減益になる見込みだが、直近に開業した2施設(2015年10月に「松山モノリス」、同年12月に「郡山モノリス」を開業)の稼働や既存店の受注回復などから、通期では増収増益になる見通しだ。なお、1株配当金については配当性向目標20~30%の方針のもと、前期と同額の30.0円を予定している。同時に発表した2015年12月期決算は売上高が前の期比7.5%増の164.28億円、営業利益が同16.1%増の16.91億円で着地。直近公表に対して売上高が2.72億円の未達となったが、営業利益は0.61億円上回った。

今後は、着実な出店により収益基盤の拡大を図るとともに、ウエディングビジネスのノウハウを活用して事業領域の拡大を図る。新規出店については、国内で年間4店舗程度のペースを継続。海外では東南アジアを中心に出店を検討する。事業領域の拡大では、自社開発商品やノウハウの外販を強化。その一環として、2015年2月には全国のブライダル業者が直面する法律問題を幅広くサポートする総合法務サービス会社を設立した。なお、国内ブライダル市場は規模が約1.4兆円の飽和市場であるが、上位5社合計のシェアが14.0%で同社は1.1%程度に過ぎない。今のところガリバー企業が不在で集約化も進んでいないため、シェア拡大による成長余地が大きく残されている。

《SF》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均