CaSy---2Qは2ケタ増収、各種の行政支援との連携を積極的に実施
CaSy<9215>は12日、2024年11月期第2四半期(23年12月-24年5月)決算を発表した。売上高は前年同期比15.3%増の8.52億円、営業損失が0.12億円(前年同期は0.19億円の利益)、経常損失が0.13億円(同0.19億円の利益)、四半期純損失が0.08億円(同0.11億円の利益)となった。
同社では、ユーザー・キャスト双方に向けての広告投資を積極的に行うことでサービスの利用者数の拡大を企図しつつ、各種の行政支援との連携を積極的に実施し、アプローチできる利用者層を拡大する為の取り組みを実施している。2023年12月においては、「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」の採択企業として家事代行浸透による女性活躍への寄与について、福井県と連携し実証実験を実施することとなり、2024年5月では、経済産業省より、令和5年度補正予算「ライフステージを支えるサービス導入実証等事業費(家事支援サービス福利厚生導入実証事業)補助金」の間接補助事業者へ採択され、「家事支援サービス福利厚生導入実証事業」に採択された。この実証事業の実施にあたって、当社では提出日現在において、2回の申請が採択されており、第1弾では、新たに29社の企業に福利厚生サービスを導入、第2弾では、家事支援サービス提供代行事業者5社と共に、新たに25社の企業に福利厚生サービスを導入する。また、家事代行業界には中小規模のIT投資を行えていない家事代行事業者が多いことから、家事代行の一層の普及を目指し、DXと事業成長を後押しする業務管理システム「MoNiCa(モニカ)」の提供を2024年2月に開始した。
2024年11月期通期の業績予想については、売上高が前期比10.0~20.0%増の17.02~18.56億円、営業利益が同97.9%減の0.00億円、経常利益が同96.6%減の0.00億円、当期純利益が同99.0%減の0.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ