網屋---1Qは売上高10億円台・営業利益2億円台に到達、主要2事業ともに堅調に推移
網屋<4258>は13日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が12.13億円、営業利益が2.26億円、経常利益が2.40億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.71億円となった。2023年12月期第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しており、2023年12月期第1四半期の数値及び対前年度増減率並びに2024年12月期の対前年度増減率については記載されていない。
データセキュリティ事業の売上高は5.31億円、セグメント利益は2.67億円となった。サイバー攻撃検知対策としてログ管理製品「ALog」の販売が前事業年度から引き続き好調に推移した。またサイバーセキュリティ全体の包括対応をしてほしいという企業ニーズの高まりから、セキュリティ監査やコンサルティング、インシデント対応(有事緊急対応)などの案件が増加したことも売上高伸長に寄与した。
ネットワークセキュリティ事業の売上高は6.81億円、セグメント利益は1.71億円となった。慢性的なITの人材不足を背景に、人を媒介しない「クラウド上から企業の情報システム部門を補佐するサービス(ランサポ)」や「クラウド上から企業インフラ全体をセキュリティ化するサービス(VeronaSASE)」などの受注が伸長し、5年連続CAGR20%成長を達成した。
2024年12月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比26.4%増の45.00億円、営業利益は同15.4%増の4.19億円、経常利益は同6.1%減の3.99億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.2%減の2.79億円とする期初計画を据え置いている。
《HH》
提供:フィスコ