電算システムホールディングス---1Qは最終利益が増益、情報サービス事業は増収・2ケタ増益に
電算システムホールディングス<4072>は13日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.4%増の146.53億円、営業利益が同5.6%減の11.19億円、経常利益が同3.4%減の11.45億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.6%増の7.86億円となった。
情報サービス事業の売上高は前年同期比3.3%増の91.93億円、営業利益は同22.3%増の5.77億円となった。情報処理サービスにおいては、請求書作成代行サービスなどが堅調に推移した。SI・ソフト開発においては、自治体向けシステム、製造業向けシステムなどの案件や、Google Workspace、Google Mapsなどのクラウドサービス分野が好調に推移し、また、情報セキュリティ商材も好調に推移したことから、商品及び製品販売においてスポット案件などの減少があったものの売上は増加した。
収納代行サービス事業の売上高は前年同期比4.2%減の54.60億円、営業利益は同25.1%減の5.38億円となった。自治体をはじめとした新規顧客の受注や稼働があったものの既存顧客での取扱い件数の減少や他の決済サービスにおいて取扱い件数に大きな伸長がなかったため、売上は減少した。国際送金サービスでは、円安等の影響により個人送金市場は厳しい環境が継続しており、「コンビニ・ウエスタンユニオン国際送金サービス(事前登録型)」は2024年3月末をもって終了し、事前登録不要の「店頭対面型ウエスタンユニオン国際送金サービス WILL CALL」は継続運営している。また、一部の仕入れ単価の上昇及び従来からのサービスに加え、新たなる収納代行サービスの環境整備を継続していることから、利益が減少となった。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.3%増の657.00億円、営業利益が同3.4%増の41.00億円、経常利益が同2.5%増の41.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.2%増の27.90億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ